「ホームタウンみなみ」 2023年4月オープン!
横浜市旭区の配送センター一部をシェアハウス・保育スペースなどを備えた複合施設に改装
生活クラブ生協・神奈川(横浜市港北区)は、NPO法人さくらんぼ(横浜市瀬谷区)・横浜みなみ生活クラブ生協(横浜市旭区)と共同企業体を立ち上げ、配送センターである生活クラブ旭センターの3階部分に、ケア付きシェアハウス・食堂・保育スペース・フードパントリーなどを備えた複合施設「ホームタウンみなみ」(横浜市旭区四季美台19-2/相鉄線鶴ヶ峰駅 徒歩10分)を2023年4月にオープンいたします。施設外観
三者での協議の中で、遊休施設となっている旭センター3階部分を改修して地域に開き、生活クラブが推進するまちづくりのモデルとして、地域に貢献できる居住支援の取組みを行なうことを決定し、準備をすすめてきました。
今回オープンする「ホームタウンみなみ」は、3階部分に居住支援を担う「シェアハウス」としての活用を想定して整備しました。様々な事情で居住を確保するための支援が必要な女性に安全・安心な居住を提供することで、女性の自立生活のスタートを支援します。
また、制度事業だけではない “住まい” を通じた人やコミュニティとの関係性や社会性の回復をめざし、貧困の深刻化を防ぐことを目的とします。
同じく3階部分には食堂と保育のスペースを設置し、シェアハウスに入居するシングルマザーの自立支援や、地域で子育てしている方々への支援を実施し、子育てしやすい地域社会づくりを目指すほか、「みんなの食堂」、「持ち帰り型フードバンク」も実施します。孤立防止や地域コミュニティ再生に寄与し、実績を重ねることで今後、他地域でも展開していく上でのモデルケースとなるべく社会化をすすめます。なお、本事業は国土交通省の「住まい環境整備モデル事業」に採択され、そのスキームの下で取り組むものです。
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施設概要
シェアハウスはNPO法人さくらんぼが運営。居住喪失またはその恐れがある女性へ「住まい」を提供することに加え、生活コーディネーターを配置し就労のこと、食のこと、(母子の場合)子どもの保育のことなど、暮らしの中の困りごとに耳を傾けながら解決に向けて並走していきます。また、屋上部分に設置している太陽光パネルから電気を蓄電し、災害時・緊急時の備えとして活用する予定です。
旧食堂部分は「食堂」としての機能を再生させるだけでなく、一部を保育が出来るスペースに改装しました。
食堂スペースでは地域に開いた「多世代食堂(こども食堂)」を実施するほか、困窮者支援の一環としてフードバンクかながわと連携した「フードパントリー」を月1回実施する予定です。保育スペースは当面、旭センターで働いているスタッフの託児の場として活用する予定で、将来的には保育所としての展開を検討しております。また、このスペースはシェアハウス居住者への食事・保育の提供も予定しています。
<問い合わせ>
政策調整部
☎045-474-0985(月~金・祝/9:00~17:00)
【2023年4月5日 掲載】
【2023年4月6日 修正】