生活支援活動
生活クラブ神奈川は「人」を中心において地域の中で市民がたすけあう関係を広げていき、いつまでも住み慣れた地域で住み続けられる社会をつくっていくことをめざしてきました。
「格差・貧困問題」の解決に向けて行動を起こすことが、生活協同組合の社会的使命として重要な事だと考えています。生活クラブ神奈川では、高齢者介護や子育て支援だけではなく、地域の中で生活に困窮する人々や、生きづらさを抱えている若者たちなどへの支援に取り組んでいます。
家計改善支援事業
生活クラブ神奈川では、神奈川県と平塚市、伊勢原市から「生活困窮者自立支援法」「生活保護法」に基づく「家計改善支援事業」を受諾し、県広域(町村部)では2019年4月1日から、平塚市では2021年3月12日から、伊勢原市では2022年5月10日から、面接相談や同行支援を行っています。
【家計改善支援事業とは】生活困窮者、生活保護受給者を対象に、相談者自らが家計を管理できるよう、本人の状況に合わせて家計管理の方法や生活費の見直しのアドバイスを行なったり、債務整理手続きのための支援や滞納(家賃・税金・公共料金など)の解消、各種給付制度の利用に向けた同行支援等を行う事業です。
①神奈川県広域(町村部)家計改善支援事業
神奈川県の13町1村にお住まいの方を対象に、県社会福祉協議会の自立相談支援員、神奈川県保健福祉事務所のケースワーカーと連携しながら、単に家計・出納管理だけでなく、様々な生きづらさを抱えた利用者が最終的に自立した生活が出来ることを目指し、総合的な支援を行っています。
②平塚市家計改善支援事業
毎週1回、2人の家計改善支援員を平塚市役所に配置し、家計管理に関わる相談、庁内連携による窓口への同行支援等の業務を担っています。毎月1回午後は、連携している司法書士による法律相談も行っています。
就労支援に関する取組
【就労準備支援事業】とは、家計改善支援と同様、生活困窮者、生活保護受給者を対象に、生活リズムや人との関わり、体調などに不安を抱え、直ちに就労することが難しい状態にある方に対して、それぞれの状況に応じた、就労に向けた日常・社会生活自立のための支援や就労体験機会の提供などを行う事業です。
①座間市就労準備支援事業「はたらっく・ざま」・ひきこもりサポート支援事業「みんなの居場所 ここから」
2017年、生活クラブ神奈川、さがみ生活クラブ、NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会の3者による共同企業体として、「はたらっく・ざま」(座間市相武台)を開設し、就労に向けた伴走支援を行っています。生活訓練講座や事業者交流会等を実施し、経済的・社会的孤立からの自立を支援する他、生活クラブ以外の事業者の協力などを得ることで座間市内での地域内連携を拡げています。2021年6月から、ひきこもりサポート事業「みんなの居場所 ここから」がスタートしました。
②足柄下郡就労準備支援事業・居住不安定者等居宅生活移行支援事業「はたらっく・ゆがわら」
2018年、生活クラブ神奈川、湘南生活クラブ、NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会の3者による共同企業体として、就労準備・居宅生活移行総合支援事業所「はたらっく・ゆがわら」(足柄下郡湯河原町宮下)を開設し、利用者ひとり一人に寄り添った支援を行っています。月2回の居場所サロン、調理などの生活訓練講座を定期開催するとともに、居住場所を失うおそれのある利用者が湯河原町でのアパート暮らしをできるよう、支援を行っています。21年度から生活困窮世帯等の子どもの学習支援・居場所づくり事業も始まっています。
③平塚市就労準備支援事業「はたらっく・ひらつか」
2021年、生活クラブ神奈川、湘南生活クラブ、NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会の3者による共同企業体として、3番目となる就労準備支援事業所「はたらっく・ひらつか」(平塚市宮の前)を開設しました。この拠点に定期的に通うことで生活習慣の見直しから始め、生活講座や体験実習など、利用者がさまざまなプログラムを通してできる体験を増やしながら就労への自信を高めるなど、一般就労の準備を目的に支援を行っています。
④綾瀬市就労支援準備事業「はたらく・あやせ」
2024年、生活クラブ神奈川、さがみ生活クラブ、NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会の3者による共同企業体として、4番目となる就労準備支援事業所「はたらっく・あやせ」を開設しました。「働く」の一歩手前の段階で本人の自立への意欲を引き出す丁寧な関りをして、ともに課題解決しながら自己肯定感を高める支援が必要とされ「はたらっく・あやせ」の就労準備支援事業をすすめます。2024年6月より就労準備支援事業に加え、ひきこもりサポート事業として相談機関および居場所の「ぽーこ・あ・ぽーこ」を開設しました。
⑤その他支援事業
2015年からNPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会と連携し、横浜市就労準備支援事業における就労体験協力事業として、生活困窮者の就労体験の受け入れを行っています。2021年度は5センターで13人の受け入れを行いました。また、共同企業体事業では、2021年度、「はたらっく・ざま」の利用者3名に対し、3センターで体験実習を受け入れました。
「公益社団法人フードバンクかながわ」への事業への参画
・生活クラブ神奈川は神奈川県内の生協・労福協・市民福祉団体などと連携し、2018年に「一般財団法人 フードバンクかながわ(後に公益財団法人に移行)」の設立に参画しました。フードバンクかながわを通じて「フードドライブ」運動に参加し、生活困窮者支援と食品ロスの低減に努めています。
フードドライブとは フードバンクの取組における「市民の食品提供活動」の事を指します。何らかの理由で食料が必要な人々や状況があることを共有し、分ちあい社会での「もったいないを分かち合い・ありがとうに」変える活動です。フードバンクかながわで行われている活動では、生活クラブ生協をはじめとした県内の生協に加え、様々な業態の事業者がこの活動に参加し、市民からの提供を受け付けています。 |
・生活クラブ神奈川では2019年から毎年1回、「フードドライブキャンペーン」を実施しているほか、各地域生協でも独自に組合員組織によるフードドライブが取り組まれています。また、生活クラブ以外の生協や行政、スーパー等でも常設の回収拠点が拡がっています。詳しくは以下のページからご確認ください(自治体別に検索できます)。
・フードバンクかながわでは、お金の寄付(賛助会員)倉庫での仕分けボランティアを募集しています。詳しくはフードバンクかながわのHPをご覧ください。
百合丘地域包括支援センター
あなたのまちの高齢者と、その家族のための身近な相談窓口です
高齢者の皆さんが、住み慣れた地域で元気に暮らし続けることができるよう、川崎市から委託を受けて設置運営する、公的な相談窓口です。
住所:〒215-0012 川崎市麻生区東百合丘3-17-4 るーむら麻生2F TEL:044-959-6522 FAX:044-712-0202 開所日時:月~土曜日 9:00~17:10 介護保険事業所番号:1405600014 |
|
地域包括支援センターとは・・・
社会福祉士、主任介護支援専門員と保健師等を中心に、それぞれの専門性を発揮しながら、職員全員がチームでみなさんの支援を行います。麻生区には7ヶ所の地域包括支援センターがあり、その1ヶ所を川崎市から委託を受け、生活クラブ生協が運営しています。私たちの百合丘地域包括支援センターの担当地域は、高石4~6丁目、百合丘1~3丁目、東百合丘1~4丁目となります。転倒予防体操など様々な活動を行っていますので、ぜひ参加してください。また、一緒に活動を推進してくれるボランティアさんも募集しています。
________________________________________
1.お気軽にご相談ください〈総合相談・支援事業〉
▼高齢者の福祉・医療・介護全般の相談窓口
・高齢者のみなさんの生活や介護に関する相談をうかがい、一緒に解決方法を考えます。
・介護保険制度の説明や、介護サービス導入のお手伝いをします。
・高齢者のみなさんに役立つ地域の情報収集、提供を行います。
▼ご家族への支援
・在宅介護の方法等についての助言をします。
・認知症についての相談をお受けしています。
・福祉用具の紹介、使い方の助言をしています。
2.みなさんの権利を守ります〈権利擁護事業〉
▼お金・財産の管理、契約の不安についての相談
・成年後見制度・日常生活自立支援事業の活用支援やあんしんセンターとの連携を行いながら、安心して地域で住み続けられるように支援します。
▼高齢者虐待への対応
・高齢者への虐待の防止や家族等の介護者への支援を行います。
▼消費者被害《悪徳商法》の防止
・川崎市消費者行政センター等と連携し、情報提供等を行います。
3.いつまでもお元気でいられるようお手伝いします
▼介護予防ケアマネジメント業務
・要介護認定において要支援1・2と認定された方や、要介護状態になるおそれのある方の介護予防ケアプランの作成を行い、本人ができることの範囲を広げて、自立して生き生きと暮らしていけるよう支援していきます。
・介護予防サービスを適切に利用できるよう、本人の心身の状態に基づき、本人・家族の意向を組み入れながら、自立に向けて役立つ介護予防サービスが提供されるように、継続してケアマネジメントしていきます。
▼健康維持のアドバイス
・住み慣れた地域ですこやかに自分らしく生きていくことを目指して、健康づくりや介護予防についての支援や情報提供をします。
4.地域でみなさんを支えます〈包括的・継続的ケアマネジメント支援事業〉
▼地域のネットワークづくり
・町内会・自治会、民生委員、医療機関、介護サービス、行政等と連携して、高齢者の皆さんが地域で安心して、その人らしい生活を継続することができるよう、本人・家族の意向を組み入れながら、地域の連携・協力体制づくりに取り組みます。
・高齢者の皆さんの日々の困りごとや心配ごとなど、個別課題の解決に向けた話し合いを通じて、地域の連携・協力体制づくりのため、地域ケア圏域会議(ご近所ネットワーク会議)を行います。
▼地域活動への支援
・ひとり暮らしの方への会食会や、ミニデイサービス等の支援、ボランティア団体等への活動支援を行なっています。また転倒予防体操や介護予防教室などを開催して、できるだけお元気で生活していけるよう、支援しています。
前のページに戻る
生活クラブ神奈川トップページに戻る
生活クラブをはじめませんか?
42万人が選ぶ安心食材の宅配・お店の生協です
無料でご案内資料をお届け