【報告】環境プロダイバー武本匡弘さん「海から見る地球」オンライン講演会 開催しました
開催日:2021年06月26日
日時:2021年6月26日(土)10:00~12:00
会場:オンライン開催 霧が丘デポー集会室・くらしてらす
参加:74人
主催:横浜北生活クラブ理事会・あおばコモンズ&霧が丘デポー運営委員会
マーシャル諸島には、温室効果ガスを排出していないのに、気候難民と呼ばれる気候変動の影響で避難しなければならい人々がいる・・・。
南洋に行っても浮かぶペットボトルのゴミ。
真冬の伊豆の海に熱帯魚・・・。
地球環境をすり減らしながら成長してきた経済社会の歪みが、もう覆い隠せない状況に至っていることが、武本氏のお話でわかりました。
今、行動しなければ、もう戻れないという臨界期が来ているといいます。
日本の環境問題に対する取り組みは、ヨーロッパから遅れること30年といいます。
なぜこんなに遅れたのでしょうか?
日本の教育は、環境問題を道徳で教える。
しかし、本来、環境は科学で教えなければならないと。
「厳しい現実を見るのがつらい・・・と、いう人もいるかもしれないが、現実をみることでしか、未来は変えられない。知ることが希望だ!」
という言葉に勇気づけられた人も多かったと思います。
海のプラスチックゴミの8割は、川から流れたものだそうです。
今、横浜北生活クラブの運営委員会の中には、子どもたちと一緒に川沿いのゴミ拾いをするという活動を始めたところがあります。
そしてデポーで、試験的にせっけんの量り売りに挑戦する運営委員会も!
環境活動には即効性のあるものはありません。
今まで知らずに、長いスパンで地球をすり減らしてきた私たちは、これから長い時間をかけて地球を取り戻す必要があるのです。
現実をおおぜいに知らせながら、共に行動する人を増やしていきましょう!