2021年6月16日(水)、新横浜国際ホテル南館「クイーンズホール」にて生活クラブ生協・神奈川第50回通常総代会を開催し、全議案が承認されました。
今回の総代会も昨年同様に、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染防止対策を実施し、書面議決書での議決参加を主とした総代会として実施しました。
結果、総代定数250人のうち、出席246名（直接出席79名・書面出席167名）で総代会を開催しました。当日の議場においては、マスクの徹底・ソーシャルディスタンスを確保する座席配置・器機の消毒の徹底などの対策を行い、提案を簡潔に行うことで開催時間の短縮を図るなどした上で開催しました。


第1号・第2号議案にて、桜井薫副理事長から2020年度の事業・活動及び決算報告を行いました。
2020年度は組合員拡大数は2392名(計画比76.6％)にとどまったものの、共同購入事業では利用実績が253億6,141万円(前年比118.2%)となり、供給高は地域生協設立以降、最も高い実績となりました。デポーではレジ供給に対する一括購入カードの普及もすすみ、レジ作業の効率化が進みました。
その他、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、多くの企画が中止となり、感染防止対策に追われた１年となりましたが、コロナ禍の中でオンラインによる会議や学習会、生産者交流会、講座など新しいスタイルの活動も広がり定着してきました。

第3号議案では半澤彰浩専務理事より、「第11次中期５か年計画（2021年～2025年）」について提案があり、承認されました。中期計画では生活クラブを基盤に「生活に必要な」おおくの「つながり」づくりをすすめ、地域ごとの「たすけあい」のネットワークをひろげていくことをテーマとして掲げ、地域生協ごとのローカルＳＤＧｓをテーマに新しい運動と事業を創出していくことを掲げています。

第4号議案では篠崎みさ子理事長から、2021年度の活動方針について提案がありました。
創立50周年を迎える2021年度は、ローカルSDGｓを共通政策として第11次中期計画にもとづき、地域生協の自律と個性ある地域生協づくりを推進していく事が提案されました。供給計画では2020年度における新型コロナウイルスの感染拡大という特別な状況を踏まえ、19年度比で神奈川全体108.3%を計画しています。

第５号議案で2020年予算案、第６号議案で役員報酬限度額の決定、第7号議案で役員退職慰労金の支給を半澤彰浩専務より提案があり、賛成多数で承認されました。
続いて、大久保明美副理事長より第8号議案として会社法の一部改正に伴う定款の変更と、第9号議案として生活クラブ共済の手術共済金の支払方式の変更とそれに伴う共済事業規約の改定についての提案が行われ、過半数の賛成により可決決定しました。

また、第10号議案では理事の辞任に伴う補充選挙が実施され、加藤理事が新たな理事として選出されました。
第11号議案では「第50回通常総代会特別アピール」を佐野めぐみ理事から提案し、採択されました。

各議案の議決結果は以下の通りです。

第1号議案	2020年度活動報告の承認	賛成241名、反対0名、保留3名
第2号議案	2020年度事業報告書および決算関係書類の承認（2020年度監査報告書）	賛成241名、反対0名、保留3名
第3号議案	第11次中期計画の決定	賛成239名、反対0名、保留5名
第4号議案	2021年度事業計画および活動方針の決定	賛成238名、反対1名、保留6名
第5号議案	2021年度予算の決定	賛成240名、反対0名、保留4名
第6号議案	役員報酬限度額の決定	賛成239名、反対1名、保留5名
第7号議案	役員退職慰労金の支給	賛成237名、反対1名、保留7名
第8号議案	定款の一部改定	賛成240名、反対0名、保留3名
第9号議案	共済事業規約の改定	賛成240名、反対0名、保留4名
第10号議案	役員選挙	拍手にて採択
第11号議案	第50回通常総代会特別アピール	拍手にて採択

 

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終了後、新任理事の加藤理事より挨拶があった後、退任された安部元理事から挨拶があり花束贈呈が行われ閉会となりました。


2021年度は第11期中期計画の初年度であり、生活クラブ神奈川の創立50周年の年となります。
生活クラブ神奈川は、ローカルＳＤＧｓの構想・実践を通じ、新たなつながり・持続可能な地域社会を大勢の参加で創っていきます。

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＊今回の総代会の内容を記載したダイジェスト版として、機関紙『えぽ』特集号を配布します。7月中旬より配達便・デポー情報ワーク・デポー店頭にて配布します。