2021年4月23日に、すすき野デポー主催でオンライン生産者交流会を開催しました。

集会室に5名、オンラインで7名、計12名の参加がありました。

今回の生産者は、千葉県鎌ケ谷市にある私市（けさいち）酒造さん。
食酢、すし酢、純米酢、純りんご酢、純玄米黒酢などを供給していただいています。
今回は、野口純さんに案内していただきました。

戦争で原料が手に入らなくなり、世の中に合成酢が流通するようになったとき、酢の文化を守りたいと頑張った事や、東日本大震災では、大きな揺れで、桶から酢があふれ出し、もう少しで使える酢酸菌が無くなってしまうところだった、などのエピソードを交えながらお話いただきました。

美味しい酢が出来る酢酸菌を「うなぎのタレ」のように引き継いで使っている、食酢は今でも木桶を使っている、洗浄されたリユースびんは詰める前にもう一度洗っているなど、動画やプレゼンテーションのスライドを使って説明してくださいました。

価格を適正に決める、食べる約束をする、一緒に作る「消費材」は対等互恵。
「生活クラブは、生産者を大切にしてくれる」
「情報公開は、ひとりひとりが自分にとっての安心安全を判断するもの」
と、いう言葉に、消費者としての責任を感じました。

現地に視察に行けない、香りや味を確かめることができない、というコロナ禍の不自由はありますが、オンラインだからこそ参加できる人もいます。
こういうかたちの交流会もいいなと思いました。