2022年度遊佐田んぼクラブ 第1回
田植え1日目(2022/5/20)
▲説明をしているのが今野会長
5月の田植えから、2022年度の遊佐田んぼクラブの活動がスタートしました。
圃場は2022年度から面積が500㎡から600㎡に広がりました。共同開発米部会の今野 修会長より、手植えの仕方などについて説明を受けます。使用する苗は今野会長が育てた無農薬の苗、品種は山形95号です(生活クラブで取り組みのある『とことん共生米』と同じ)。
手植えは、目印に苗を1カ所につき3~5本程度植えていきます。少な過ぎるのはもちろん、多すぎても密になり風通しが悪くなり病気の原因になってしまいます。苗を植える深さにもコツがあり、浅いと苗が倒れてしまい、深すぎると光合成がうまくいかなくなってしまいます。
生産者いわく、苗は例えるなら太陽光発電のソーラーパネルのようなもので、うまく太陽に当ててあげることが大切です。1人当たり縦の列3~5条(条間:稲と稲の隙間)を受け持ち横一列に並び、愛情を込めて丁寧に植えていきます。
田んぼクラブは、参加した組合員と生産者、JA庄内みどり職員が一緒に作業を行うことも特徴です。植え方のコツを教えてもらったり、米づくりの工夫や近況、生産者交流会で聞けないことを聞いたり、1対1でお話ができるとても貴重な機会となっています。こうした交流を通じて、生産者の努力や米づくりの苦労を知り、生産者への信頼が深まっていきます。
▲くず大豆
田植えが終わったら雑草対策として、米ぬかペレット・くず大豆を散布します。米ぬかペレットは精米してできた米ぬかをペレット状にして田んぼに戻すという循環型肥料であることがポイントです。大豆は、虫食いや欠けなど規格外の大豆を無駄なく使用しています。
どちらも、無農薬・無化学肥料での米づくりには欠かせないものです。
散布には、動力散布機を使用。重さ20~30㎏を背中に背負い、田んぼに均等に撒いていくというなかなか大変な作業です。参加者も散布体験しました。
米ぬかペレット、くず大豆の散布が終わったら、給水栓より田んぼに入水です。鳥海山の雪解け水が長い年月をかけて浄化され栄養分を豊富に含んだ伏流水となり田んぼを潤します。田植えから4~5日程度で苗は活着(根付く)します。
田植え2日目(2022/5/21)
中山間地の田んぼでの補植体験
田植え2日目は、共同開発米部会会長/今野 修さんの中山間地の田んぼを訪れました。遊佐町杉沢地区にあり、近くには国の重要無形民俗文化財である杉沢比山などがあります。中山間地ということもあり、鳥海山がより近く、そして逆さ鳥海山も綺麗に見えました。少し車で走れば、「生活クラブでんき」の庄内・遊佐太陽光発電所のソーラーパネルも見える場所に位置しています。
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